なぜサーモンランは主婦に人気なのか?
私のTwitterフォロワーさんは主にスプラトゥーン2を通じて繋がりました。そのフォロワーさん達に着目してみると、ある共通点が浮かび上がります。
サーモンランをしているフォロワーさんに主婦が目立つことです。プロフィールを拝見すると「サーモンランしかやっていない」という記載をしている方もチラホラ。
HaLucinaのサーモンラン関係フォロワーに、たまたま主婦が集まっただけかもしれません。サーモンラン替え歌では圧倒的に主婦勢からの感想からのフォローが多いですし。
しかし、スプラを遊ぶ年齢層は10代が多いはず。平日午前中の時間に野良へ潜ってるプレイヤーは明らかにマダムな方々に他ならない。主婦勢からの支持が高いゲームだと言えるのではないでしょうか。
というわけで、なぜサーモンランは主婦に人気なんだろうかと疑問に思ったので、自分なりに考察してみることにしました。
目次
スプラトゥーンは好きだが対人戦は嫌い
スプラトゥーンといえばナワバリバトル。あの可愛いイカのキャラたちがインクを掛け合って戦うCMを見て興味を持ち購入した人も多いはず。
友達、またはオンライン上の人達とキャッキャウフフ、あ〜まけちゃった、わ〜い勝ったぞ〜みたいなゲームを想像していたことでしょう。
そんな期待を旨にTPS(三人称視点の対人ゲーム)の世界へ足を踏み入れたのだと想像しています。
しかし蓋を開けてみると、そこで待ち構えていたのは地獄のような戦い。所詮は人vs人。悪く言えば喧嘩。大げさに言えば戦争のような世界。
強すぎる人に当たればリス地点から一歩も出れずに試合が終わり、イカがビチビチする挙動は煽りという悪意だったことを知り、SNS上で殺伐とした空気を目の当たりにする。
ガチマッチで負けてしまったものなら自分が晒されてしまうのではないかという不安。そもそも他人の足を引っ張ることが負い目になって気軽にガチマへ行くことを躊躇してしまう。
主婦勢の方々はスプラが好きである。これは紛れもない事実でしょう。しかしいつからか、スプラが精神を削りながらプレイするものになってしまったのではないでしょうか。
本来ストレスを発散する為のゲームで逆にストレスを感じてしまった主婦勢(というか対人オンラインゲーム初心者)。ただでさえ日常生活でもストレスが溜まるのにゲームでも溜めてられるか、と。
おそらくこんな背景があるのだと思いました。
サーモンランは協力して遊ぶモードである
さて、先程も述べた通りスプラは好きなんです。でも対戦はしたくない。というか対戦で疲れた。
そんな主婦達の不満を解決するモードといえば、どう考えてもサーモンランしかありません。
サーモンランの目的は協力してノルマを達成すること。敵はNPCの鮭達。戦う相手が人じゃないだけで随分とハードルが下がります。
なによりサーモンランは見ず知らずの人を打ち負かすのではなく協力して事を成すモード。仲間と気持ちを1つに鮭というサンドバックをシバく。
Waveクリア毎に飛び交うナイス。カモンでオオモノシャケ協力して倒す一体感。最初は知らない人達同士だったけど、バイト終了後には皆でナイス。一緒にバイトした後は友達。なんて気持ちいいのかしら。
そう、これよ。私がスプラトゥーンを買った目的はコレだったのよ、と。こうして、ナワバリやガチマに疲れた時の気分転換や、カケラ目当てでしかなかったサーモンランが、いつの間にか本職になっていったのだった……。
短時間でシンプルに遊べるから
もう少し真面目に考えると、サーモンランはシンプルなゲームモードです。1回のプレイ時間も8分程度でサクサク楽しめます。
「え?ナワバリやガチマだってシンプルじゃないか。ましてやナワバリの方が3分で短いぞ?」と思うかもしれませんが、対人ゲームは考えることがとても多いです。
- 味方のブキはなんなのか
- 敵のブキはなんのか
- そこからどう動こうか考えて
- あーあそこ敵いた倒せるかな
- 待てジェットパックだ逃げ……いや倒せるかな?
- あ〜なんか裏取りいて味方やられちゃった
- 誰もエリア見てへんやん
- もう残り時間あと1分!?
などなど……ナワバリは3分と短くても、あらゆることを考えてプレイしなければならないわけです。果たしてこれはシンプルなゲームと呼べでしょうか。
女性に人気なゲームの特徴をご存知でしょうか。
上のリンクではスマホアプリを対象にアクティブユーザのランキングを集計したランキングが掲載されています。
見ていただくとわかりますが隙間時間に遊べるものが好まれています。また、上位にあるゲームジャンルはパズルゲームです。コアなゲーマーじゃない限り「短時間」で「シンプルなゲーム」が好まれていると言えます。
スプラが好きな主婦勢がサーモンランにハマる理由は「短時間」で「シンプルなゲーム」だからと言えるでしょう。
まとめ
以上のことからサーモンランで主婦勢が多い理由は
- 対人要素が嫌だ
- 本来ゲームに求めていたことは協力できるモードの方にある
- 主婦は短時間でサクッとゲームしたい需要がある
という要素からサーモンランが親しまれているのだと思います。
まぁ、ここまで書いていて矛盾を発見したのですが、サーモンランという沼にハマったせいで逆に1〜3要素が無くなっている方々も見受けられます。
いわゆるサーモンランガチ勢の主婦の方々は、ぜひ精神的な健康について今一度振り返ってみてはいかがでしょうか(';')