スマブラSPで5体目の新ファイターが発表されましたね。 キャラはファイアーエムブレム風花雪月の主人公 「ベレト / べレス」 でした。が、今までの新ファイターお披露目の中でもYoutbeで低評価がダントツで押されてしっまう結果になってました。

TLを見ても賛否両論。スマブラの公式ツイートや海外の反応は控えめに言ってよろしくありません。どちらかと言えば不評側に傾いていました。以下の動画で海外の反応を見ることができますが……うーん。

 

というわけで今回の新ファイター発表について考えたことをいろいろ述べてみます。

目次

ベレス・べレト参戦は"当然"と言っても過言ではない

初っ端から贔屓目で言わせていただくと、私自身ファイアーエムブレム(以下FE)ファンとして最新作の主人公参戦は嬉しかったです。FE風花雪月は歴代の中でもシステム、ストーリー、キャラクターなどなど魅力的すぎて最高傑作と呼んでもいいくらいなんです。FEをやったことが無い人にもオススメします。

スマブラforの時も、当時最新作だったFEif主人公カムイが追加で参戦したこともあった為、今回のベレト・べレス参戦にそれほど驚いていません。「もしかしたらカムイの時みたいに追加されるだろうなぁ」と期待していました。昔の私も以下の記事でそう書いていますし。

 

FEをやっていない人からしたら意外かもしれませんが、任天堂コンテンツの中でもゼルダやポケモンに負けないくらい人気があるんですよ。今作に至っては海外も含めて220万本以上。そして売上全体の50%が北米市場が占めていたと決算で発表されています。要は結果をキチンと出している作品なんですよ、FEというタイトルは。

 

何が言いたいかと言うと『日本では大して人気が無いコンテンツかもしれませんが、海外では十二分に人気なんだよ』という事実があります。ゆえに「なんでFEのキャラなんか優遇されてんだよ」と言っている方がいますが、売上からして人気作品の1つであるFEは優遇されてもおかしくないんですよね(冒頭で海外の反応が良くないと書いていて矛盾しているが、その話は後でします)。

 

今でこそ人気コンテンツの1つに数えられていますが、実は終わりを迎えようとしていた時期があったんですよ。

山上 じつは前作の『覚醒』はシリーズの 最後のつもりでつくったんです。

岩田 ええ・・・。

山上 当時の営業本部長の波多野(信治)さん(※27)から、 「『エムブレム』シリーズは、数字があまり出ないから、 これが最後だぞ」と言われて、メンバーにも 「もうこれで終わりと言われたから、 悔いのないように、やりたいことを全部詰め込もう」 と言って、「おれはこれがやりたい」 「自分はこれがやりたい」というのを積み上げていって、 その結果できたのが『覚醒』だったんです。

※27 波多野信治さん=元任天堂専務取締役 兼 営業本部長。過去、社長が訊く「Wii・DSソフト おさがしガイド(仮称)」に登場。

岩田 「悔いのないように」と言っていたのは わたしも覚えてます。

山上 その結果、けっこう売れたんです。

岩田 久しぶりに大きく盛り返すことができましたよね。 海外ではいちばん売れた 『エムブレム』になりましたし。

山上 そうですね。すると波多野さんは 手のひらを返したように言うわけです。 「次はいつできるんだ?」って。

引用:https://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/bfwj/vol1/index4.html

 

3DSで発売されたFE覚醒から息を吹き返せなければ今回のようにFEキャラがスマブラで8人も参戦できることは無かったでしょう。私はGBA時代のFEからのファンで真に古参というわけではありませんが、長く愛したコンテンツからたくさんキャラが出てくれたのは誇らしいですね。

 

今回の問題はタイミングが悪すぎた

さて、ここからはスマブラファンとしてFE側の贔屓を排除しつつ感想を述べてみます。といっても「また剣士かよ……」っていうのは別にそれほど思っていません。むしろ一番に思ったのは「スマブラSP最後の追加キャラがFEかぁ……」と思ったことですね。

なんでこんなふうに思ってしまったのかというと

  1. スマブラで最後に追加されるキャラというハードル
  2. バンジョーとカズーイのハードル

という2つの大きなハードルがあったからだと思っています。先程までFEについて熱心に語っていましたが、さすがの私でも最後を飾るキャラがFEからというのは疑問に思うところがあります。いくら人気があるといっても最後に登場するのはFEだと荷が重すぎます。

というのも、現在スマブラで追加されるキャラは「本来スマブラに出れなかったであろうキャラが任天堂キャラとコラボすること」にユーザが期待をしている傾向にあるからです。Wiiでソリッド・スネークが参戦したときも凄かったのですが、今回に至ってはバンジョーとカズーイがとんでもないビッグゲストだったことも相まってます。バンジョーとカズーイの参戦がどれだけ凄いかは以下のまとめを見るとわかりやすいでしょう。

 

そりゃあ、こんな凄いゲスト呼ばれたら追加キャラに期待が膨らんでしまうのも無理ないんですよ。最後に追加されるキャラはさぞかし凄いんだろうなとなっちゃうじゃないですか。このような思いが第1段追加キャラで募ってFEキャラが発表されたもんですからスマブラファンからしてみれば期待ハズレと言われてもしょうがないんです。

要するに、今回なんで評判が悪かったのか端的に原因を述べるのであれば 「出すタイミング(順番)が悪すぎた」 の一言に尽きます。おそらく開発側の都合等があったと予想していますが、せめてベレト・ベレスは4番目以前または第2弾で発表して欲しかった。大トリに持っていくべきでは無かったんです。バンジョーとカズーイを大トリにしていたらこんなに低評価が付かなかっただろうし、評判も悪くなかっただろうなと思うわけなんですよ。

 

最後のキャラは誰が相応しいのか?

という感じで書いていて思ったんですけど、スマブラで最後に参戦するキャラは誰が相応しいんでしょうかね。私の中では、もう任天堂キャラでオオトリが務まるキャラは思いつかないんですよね。ここまでくると意外なキャラ(パックンフラワーは意外だったけど、そうじゃない)じゃない限り、今回ほどじゃなくてもガッカリされるだろうなと予想しています。

となると外部のキャラになるのでしょうか。TwitterのTLを眺めた感じだとスーパーマリオRPGのジーノとか、クラッシュバンディクーとか、キングダムハーツのソラとか、海外でコアなゲームファンならHALOのマスターチーフあたりですかね。どれもオオトリじゃなくても出てくれそうですけど。

ただ、どれも全てのスマブラファンが納得するかと言えば微妙ですし、どうせなら本当にみんな知っているキャラが出てほしいですよね。そう考えていて1つ、あるゲームで実現したサプライズキャラが頭の中に浮かびました。以下の動画をご覧下さい。

 

 

この動画はニーアオートマタというゲームなんですが、ある条件を満たすとスクウェア・エニックス代表取締役:松田洋祐 社長』『プラチナゲームズ代表取締役:佐藤賢一 社長と戦うことができるみたいなんです。

こんな感じで桜井さん、できれば岩田聡社長をスマブラに出演してもらうことが一番相応しいのかなって気がしますね。もちろんMiiじゃなくてニーアオートマタのようなモデリングされたキャラでですよ。

いや、これ以上に相応しいキャラもとい人物はいないと思いますよほんと。これで文句言ってくる奴がいたらてめぇ創造主に喧嘩売ってんのかスマブラやめちまえってレベルじゃないですかね。もう自分でキャラ作れよって話にしかならないと思います。

案外やってのけてくれそうなのが怖いですけどね。でもいくら創造主だからといってバランスブレイクだけはしないでほしいな……。