学校で嫌いな教科を勉強している学生、もしくは昔の自分もそうだったという方は多いのではないでしょうか。

私も社会科や歴史は特に嫌いでしたし、今日まで生きてきて役立った試しがありません。

なので普段からは『自分の興味関心のあること』を学ぶべきと述べています。

 

しかしそんな私でも、個人的に好き嫌いを別にして20代のうち取得しておくべきだと考えているスキルが3つあります。

今回はその3つのスキルと、なぜそれが必要だと考えているのか述べたいと思います。

 

 

 

PC関連のスキル

本当はIT関連またはプログラミングと書きたいところですが、あくまで私はPC関連と述べておきます。

というのも、一時期ニュースで『PCが使えない世代』というのが取り上げられていました。

 

 キーボードやパソコンへの習熟度は、年々、低下していると神奈川大学で情報処理を教える非常勤講師の尾子洋一郎さんはいう。

「昨年の新入生は全員、最初の携帯がスマートフォンでした。自宅にパソコンがない学生も少なからずいる。中学や高校でも情報処理の授業はありますが、パソコンに慣れていない学生が目立ちます。当然、キーボードにも慣れていません。問題ない速さでタイピングできるのは、ネットゲームやメッセンジャーソフトで熱心にチャットをして遊んでいた学生くらいですね。

デジタルデバイドといえば、かつては不慣れな中高年と習熟した若者との落差のことでした。ところが今では、若年世代間にもはっきりと生まれています」

引用:https://www.news-postseven.com/archives/20160506_407672.html?PAGE=1#container

 

 

 

スマホのフリック入力はできても、キーボードはおろかPCそのものが扱えない人達が珍しくない時代になったということです。

個人的にその世代に対して否定的になるのはダメだと考えています

が、寛容的に受け入れるのも問題だと感じています。

私がSES会社に勤めていた時に『PC持ってないし使えないけどプログラマになりたい』や『スマホの操作なら自信あります』という意識の低い人に何十人と出会ってきました。

いやいや、さすがにプログラマを舐めすぎだろと思いましたね。

 

確かにスマホのみしか使えていなくても生活は困らないかもしれません。

どこでも手軽に検索でき、ネットや動画を見るといったことが容易なことから、スマホは情報受信媒体として破格の性能を持っています。

ですが画面の大きさや処理能力を鑑みても情報閲覧に関しては、スマホを用いるよりPCの画面で見た方が圧倒的に捗ります。

そして、情報関連はスマホよりもPCを扱えた方にメリットが多いです。

何より情報発信媒体の面で考えても、スマホよりPCの方が圧倒的に出来ることが多いです。

例えば、先ほど述べたプログラミングなんかそうですし、動画作成もPCに軍配が上がります。

 

いつの未来かわかりませんが、PCよりも圧倒的な機能を持ち、スマホよりも手軽な媒体が世に誕生することでしょう。

ですが現状、仕事や趣味の幅を広げることを考えた時、PCを使えておく方が現実的かつ理想的だと私は思います。

 

 

 

英語

世界の人口で一番多いのは中国人ですが、世界で最も使用されている言語は英語です。

 

世界で最も話されている言語ランキングをトップ10までご紹介します。母語話者・第二言語話者・言語習得者の全てを合わせた数字です。
  • 1 英語 15億人
  • 2 中国語 11億人
  • 3 ヒンドゥー語 6億5000万人
  • 4 スペイン語 4億2000万人
  • 5 フランス語 3億7000万人
  • 6 アラビア語 3億人
  • 7 ロシア語 2億7500万人
  • 8 ポルトガル語 2億3500万人
  • 9 ベンガル語 2億3300万人
  • 10 ドイツ語 1億8500万人

世界で最も使用されている言語はやはり英語でした。バイリンガルなどの多言語習得者なら大体英語は話せるというイメージもありますよね。

もしこのデータが正しければ、世界の総人口が約70億だとして、英語が話せれば地球にいる約20%の人達と繋がれるという解釈ができます。

 

引用:https://e-student-ph.com/worldwide-languages-ranking-1780.html

 

 

正直、中学時代で英語は大嫌いでしたが、先生が変わってから好きになったと同時に1番大事な教科であると考えが変わった過去がありました。

そんな私は現在、英語を勉強中です。

勉強と言っても、会話は全然できません。

ぺらぺらなんて程遠いですし、ましてや会話を成立させるのは非常に難がある状態です。

じゃあ英語の何を勉強しているかというと文献を読んだりするための英語を中心に勉強しています。

少なくとも、意識して英語の文献を読む分には苦痛にならない程度の学力はあると自負しています。

 

なぜ文献などを読む英語の勉強に力を入れているかというと『情報収集の大半は英語のコンテンツから解決できる可能性が高い』からです。

先程の引用で述べた通り、世界では英語を扱う人が圧倒的に多いです。

つまり情報発信も英語の方が多いに決まってます。

専門的な分野について知れば知ろうとするほど、英語の文献の方に詳しく質の高い情報が載っている可能性が高いのです。

 

英語は特に『グーグルなどのネット検索』で非常に力を発揮します。

日本語だと質の低いアフィリエイト記事が出てきても、英語ならば論文などで詳しく説明されていたということが珍しくありません。

つまり問題解決のために検索を活用するのであれば、日本語以外に英語も使えた方が多大なメリットになるのです。

 

なので私は『英語だけは好き嫌いせずに英語だけは学ぶべき』だと考えています。

会話まで習得するのは難しいと思いますが、ネット上でコミュニケーションを取れるくらいになると楽しいですよ。

以下のようにゲームの話を外人の方とするのがたまらなく楽しいと感じることでしょう。

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プレゼンテーション能力

最後に必要なスキルはプレゼンテーション能力だと考えています。

いくら優れた技術やスキルがあったとしても、それを相手へ上手に伝えることが出来なければ宝の持ち腐れです。

プレゼンテーション能力は『他人を説得する能力』に直結します。

以下のTwitterで紹介されている『博士進学のために両親を説得する資料』を作成された方がまさにその通りでしょう。

 

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プレゼンテーションは会話だけではありません。

私が今書いているようなブログも立派なプレゼンテーションの1つです。

決して大衆の目の前で発表することだけがプレゼンテーションではありません。

1対1の営業だってプレゼンテーションです。

子供が親に小遣いを上げるよう交渉するのもプレゼンテーションなんです。

 

プレゼンテーションと聞くとPowerPointを使って発表することにイメージがわく人も多いです。

ですが原点へ振り返れば、それはコミュニケーションの一種ですよね。

相手に伝えることができなければ、いくら素晴らしいものを作れたとしても存在していないと同じです。

例えるなら、いくら素晴らしい曲を作っても演奏しなければ譜面はただのオタマジャクシでしかありませんよね

 

 

 

大事なのは ”受け手が貴方を魅力的に感じる何か” を持っているか

動画を作って自分の作品を紹介するのも立派なプレゼンテーションじゃないでしょうか。

動画をつくるならPCスキルが必要ですよね。

そして作ったものを英語で発信することができれば、日本人以外の世界中の目に止まる可能性が大いにあります。

最終的に3つのスキルを組み合わせると、ものすごく選択肢が広がったように感じませんか?

 

ただ、上記で挙げた項目はあくまで一例です。

必ずしも習得しなければならないという意味で書いたつもりはありません。

そして一番大事なのは、今後どんな職種になろうが会社に就職しようが、あなたに対して受け手が魅力を感じてくれるかという点が大事だと私は考えています。

そうするために『常日頃から自分のために勉強する』ことが大事です。

 

魅力を持っているといいことがあります。

終身雇用という今もなおそれが当たり前だと信じている化石達が、その会社でしか通じないスキルと立場に甘んじて幅を利かせています。

運悪くそんな会社に就職してしまった時、転職という手段を用いて早めの軌道修正をしなければなりません。

その軌道修正を容易にするものが『普段からの勉強』だと私は考えています。

 

勉強といっても数学を学んだりとかじゃなくていいんです。

私が書いているようにブログで情報発信したり、本を読んだり、動画を作ったりすることも勉強の1つですよ。