2017年の年末に会社を退職 しました。 最初の就職から1年未満で転職し、次の会社で2年半勤めましたが、もう二度と会社に勤めたくないと思い立ち現在に至ります。 人生初のブログ記事は、私がなぜ転職後の会社を退職したのか、簡単にまとめたものを書こうと思います。

 

SES会社を辞めたかった

2年半勤めた会社というのがSES(システムエンジニアリングサービス)事業をしていました。 転職活動当時の私は、プログラマーになるためには実務経験が必要だと考えていました。

なので、いろいろな会社を転々とすることで実績を積んでいこう。 そのための手段として転職したのがその会社でしたが、全くの検討違いでした。

箇条書きで表すと

  • IT企業を名乗っているくせに実態は何でも屋だった。
  • IT企業と名乗っているくせに自社開発等をしていない。
  • 配属された現場がプログラミングを全然しないし、ほぼExcelで作業。
  • 同僚ないし自社の社員が上記のことを疑問にすら思っていない。
  • 自宅から現場まで移動する時間が苦痛。
などなど他にも書きたいことがありますが、大体の大きな理由がこれらでした。

 

もっと時間を有意義に使いたい

会社に勤めて苦痛だったことの1つに、無駄な時間が多いと感じていたことがありました。

まず、自宅から遠いところの現場に行く移動時間がもったいなかったです。 というのも、現場でやっていた作業自体が会社に集まってやらなければいけないという程度じゃなかったんです。

 

簡単に表すと

要件をまとめる => 設計書に入力する => 専用のツールを使う => テストする

 

といった内容だったのですが、もう少し具体的やっていたことを言うとExcelに入力して出た数値をまた別のExcelないし、ツールに入れるだけなんですよ。 ぶっちゃけるとExcelとPCがあれば誰でもできるレベル(もっと言うと自動化できるレベル)だったので家で出来てしまう仕事をしていました。 最初の無知だったころは新鮮な気持ちで仕事ができましたが、実態は単純作業だったので飽きてしまうんです。

 

あまりにも辛い時間だったので少しでも自動化できるような工夫を取り入れようにも、会社にそれを浸透させるのは簡単ではありませんでした。

  • Excelよりもっと簡単で見た目も良いドキュメントの作成方法がありますよ。
  • DB(データベース)を作ることで必要なデータの保守管理が容易になりますよ。
  • このコミュニケーションツールを導入したら、今の仕事がもっとスムーズになると思います。
  • そもそもこの作業って家で出来ますよ!!!!!!!
いろいろと提案をしてみましたが、すべて無駄に終わりました。 私の知識と技術が不足していたために上司や同僚を説得できなかったことも原因だと思いますが、会社の習慣を変えようとすること自体が時間の無駄だったと悟りました。

このような経験から、そもそも自分が会社勤めが合わないと思い始めました(通勤時間の無駄、やってみたいことをすぐ始めれないなど)。 なんで会社で働いているんだろうと考えを見直す切っ掛けに繋がり、『お金を稼ぐこと < やりたいことに使う時間 』という価値観の方が自分にとって大切だったことに気が付きました。 そうなると会社に勤めるということがナンセンスであると思い始め、いつしかフリーランスになろうと考え始めるようになりましたね。

 

安定していてつまらない

「会社勤めが合わない」の項目で私がしていた仕事内容を述べましたが、実際、たったこれをやるだけでも十分に生活ができる給与をもらっていました。 もちろん、決して高い給料ではありませんでしたが、割と質素な生活スタイルだったこともあって困ることもなかったんです。 典型的な『仕事はつまらないけど生活のため』という状態でした。

そうなってくると「このままでもいいんじゃないかな」と甘えた考えになっていくようにもなっていました。 人は習慣の動物とは良く言われているもので、段々と感覚がマヒしていってたんだと思います。

今思うと非常に危険でした。 何事にも挑戦しようともせずダラダラと過ごしていることを良しとしてしまっている自分が怖かったことを覚えています。

ここから脱出するために『安定を捨てよう』と決意しました。 私からすると安定は敵です。 会社のような定期的にお金が手に入る場所から抜け出さないと自分が腐っていくと確信しました。

 

今のままでいる危機感

中学のなりたい職業ランキングでITプログラマが1位だったことは記憶に新しいです。 つまりは自分よりも若く、時間もあり、可能性のあふれる世代が業界を目指すわけです。

職場の周りは『時代が変わったねー』なんて世間話程度のことを言っていました。 私がこの話題を見た時にはむしろ危機感を覚えていました。

今の自分はプログラマーとして何ができるんだろうかと考えた時、ちょっと勉強したら誰でも追い越せるような位置にしかいなかったんですよね。 正直それは今でも変わってないと自覚しています。

むしろ、今いる職場のままでは何も新しいことに挑戦できないし同じことの繰り返しで立ち止まったままでいることになると思ったんですよ。 そうなるともう追い抜かされるのは当然ですし、すでに置いて行かれていると言っても過言じゃないと思いました。

習慣から変えていかないと何も変えられないし、このままの自分でいることに嫌悪していたことも会社を辞める後押しになりました。

 

自分で何かを作り、情報発信していきたい

事業を立ち上げるとまではいきませんが、自分で何かを作り、情報を発信していきたいと他の方のブログや人生哲学を見て思いました。 そういう時代になってきていたので波に乗り遅れたくないという気持ちもありますが、もともとモノづくりが好きであることが1番の理由でした。

しかし、1日の大半を会社に捧げている状態では無理だと思いました。 モチベーションが上がりづらい環境に身を置いていること自体、本気で取り組むことができないのは明らかでした。 なので副業として会社に勤めながらブログ等を始めようと思いませんでした。

会社を辞めた今となっては

  • プログラミングについて
  • 人生論について
  • 自分の好きなことについて
この3つを柱に活動していきたいです。