母のせいでプリキュアが軽いトラウマとなっている話
わたくしHaLucinaはプリキュアに軽いトラウマを持っています。といってもプリキュアが嫌いなわけではありません。キャラや物語に詳しくありませんが、大人が見ても感動する素晴らしい作品だと聞いています。
そんな見たことが全然無いにも関わらず軽いトラウマを持っている理由は、私の母親に原因があるからなのです。
というわけで今回は、プリキュアに対してトラウマが生まれた経緯と、たまにフォロワーさんから「母しなさんのこともっと教えて!」と言われるのでリクエストに答えようと思います(';')
目次
母しなをご存知無い方
以下のブログ記事にて母しなのエピソードが紹介されています。読んでない方は一読して頂けると今回の内容を更に楽しむことが出来ると思います。
弾けるレモンの香り
ある日曜日のことでした。
母しな「朝テレビつけたら笑っちゃってさ〜」
HaLucina「何か面白い番組でもやってたの?」
母しな「CMかなんかでプリキュアの女の子が出てきた時に『弾けるレモンの香り!』って叫んでる子がいてブフォって吹き出しちゃってさ。昔、姉ちゃんがセーラームーン見てた頃の『月に変わってお仕置きよ』ぐらいインパクトあったわ〜」
母が言っていたのは「Yes!プリキュア5」に出てくる黄色ポジションのキャラ「キュアレモネード」が変身後に言う決め台詞のことでした。
この時は思いもしませんでした。この時に話した内容が、母の必殺技を壮大なものへ昇華させるとは……。
時刻は18時手前ぐらい。父と姉も帰宅し、家族でテレビを見ていた時でした。
母しな「あっ!」
急に何かを思い出したかのような声を上げる母。何事かと振り返る3人。
そして我々に考える暇を与える間もなく立ち上がったかと思えば、急に腰を中段へと落とした。この構えは「今から私は屁をします」という意思表示でる。
予備動作を見て気づいたときにはもう遅く、全員が覚悟を決めたその時だった。
母しな「弾けるレモンの香り!!!」
必殺技の叫びに比例して壮絶な音も弾け飛んだ。言葉も同時に発したせいだろうか。母が放った放屁は、普段にも増して力が込められている様子だった。
言葉とは裏腹に弾けたのは、レモンの香りとは程遠い腐卵臭であった。あまりの酷さに父は窓を開けに行ったが、時すでに遅く過呼吸。姉は別室へ駆け出して扉を締め切った。HaLucinaは母の隣にいたので被害が甚大だった。
母しな「これすっごい気持ちいいわ!」
やりきった本人は非常に満足していた。こうしてHaLucinaは短い生涯を終えたのだった……。
もぎたてフレッシュ!
「弾ける腐卵の臭い」事件から約1年。プリキュアは新シリーズが始まったようだ。
その名も「フレッシュ!プリキュア!」というもので、主人公のキュアピーチは「もぎたてフレッシュ!」というらしい。
母しな「よくネタ切れしないよねぇ」
と、母が今時のプリキュアについて教えてくれた。聞いていた私は嫌な予感がして気が気じゃなかった。その予想は数時間後に現実となった。
確か何かのゲームをしていたときのこと。おもむろに母が後ろに立っていた。ゲームのしすぎを咎めようとしているのかもしれないと思い「もうやめるよ」と言った。
ところが母から返事が一向にこない。セーブを終え振り返ってみると、母の尻があった。
HaLucina(嗚呼……俺の人生がまた終わる……)
と、これまた人生で何度目かの死を覚悟をした瞬間、母は言い放った。
母しな「もぎたて……フレッシュ!」
ある意味嗅ぎなれつつも懐かしい臭いがHaLucinaの鼻へ侵入する。同時に脳が口呼吸へ切り替えろと危険信号を発信する。しかし、その危険信号を一旦保留してでも言いたいことがあった。
HaLucina「力みながら言うなや……」
今年も新たな必殺技を習得した母しな。こうしてHaLucinaは短い生涯を終えたのだった……。