スマホが登場してから無料で遊べるゲームが当たり前になりましたね。

私の時代で無料ゲームといえば、PCゲームの『メイプルストーリー』がそうでした。

そんな無料ゲームが主流な昨今、子供たちの ”人間社会” がだいぶ変わった印象を受けるニュース記事を見かけました。

今回は、そのニュースのことについて話します。

 

 

初期アバターだと仲間外れにされる

 

上記引用の海外ニュースでは『フォートナイト』に関するゲームの悪影響について報じられていました。

内容を要約すると『無課金いじめ』が原因で子供に悪影響であると書いています。

 

フォートナイトについて知らない人に説明すると『100人のプレイヤーによるバトルロイヤルで、最後まで勝ち残った1人(または1組)が優勝するゲーム』です。

基本はバトルロイヤルですが期間限定のルールや特殊なモードもあり、なにより対応ハード(Switch、PS4、PC、スマホ)さえ持っていれば無料で遊べるゲームです。

 

冒頭で話したメイプルストーリーと同じ基本無料ですが、同様に課金要素もあります。

しかし、課金といっても金をかければキャラを強化できる要素はありません。

プレイだけなら完全にその人の実力がものをいう世界です。

 

そんなフォートナイトですが、先ほど紹介した記事によると『無課金は仲間外れの対象にされるとのこと。

なぜ仲間外れにされるのかというと、キャラクターのコスチュームやエモート(Emotional Motion Technology:エモーショナル・モーション・テクノロジーというキャラを躍らせたりと様々なアクションをする要素)がプレイヤーの誇示するステータスになっているとのこと。

また、子供たちの間では『課金(カッコイイコスチュームやエモートを使用する人)=上手なプレイヤー』という考えが浸透している影響もあるためだそうです。

 

初期コスチュームだとバカにされるだけじゃなく『初期コスチュームをいじめたったwwwwwwww』のようなくだらないYoutuberの標的にされてしまう事例もあるようです。

そのため、いくら両親が『課金しても見た目が変化するだけ』と説明したところで、子供からすると問題はそれだけじゃないということになるんですね。

 

 

今の時代は”所持している”だけではダメらしい

この記事を見て、自分の子供時代と比べて再び格差社会が広がったなぁという感想を抱きました。

というのも、スマホやゲーム本体の購入問題を無視すれば、ある意味みんなが遊んでいるゲームは簡単に手に入る時代だと言えます。

私の時代では『ゲームを持っていない子が仲間外れにされる』ことがありました。

 

当時それが問題になったのは『ポケモン』でしたね。

当時もポケモンをやっていない子供はいないくらい人気がありましたし、学校終わりに『帰ったらウチで対戦しようぜ』なんてやりとりが当たり前でした。

当然、ポケモンを持っていない子は一緒に遊ぶこともできませんし、休み時間でもその話題で持ち切りなので仲間に入れてもらうことができません。

 

逆にゲーム本体以外を持っている子は、さらなる名声を得ていた時代でもありました。

たとえば、今じゃネットでのやりとりが主流になっていますが、昔のゲームは『通信ケーブル』を持っている子が英雄のような存在でした。

 

通信ケーブルは本体と別売りだったため、家庭によってはゲームを持っていても通信ケーブルを持っていない子が多かったのです。

そのためコレを持っている子は引っ張りだこでした。

なぜなら、今では当たり前の対人戦や交換は通信ケーブルが無いとできなかったからです。

 

私の時代は『ゲームを持っていない』ことが子供の時代の格差社会でしたが、今の子達は『ゲームを持っていても認められない』と、これまた凄い時代になったなと記事を見て思いました。

もし、今の時代に私がいたらどうしていただろうかと考えましたが『実力をつけてボコボコにしてやる』ぐらいしか思いつきません。

まぁ……それはそれで喧嘩になるだろうなとは予想できますが、一番手っ取り早いのは『実力を認めさせる』ことでしょう。

 

別の視点で、もし私が親の立場だったら子供に何というかも考えてみました。

考えた結果『モノを持っていること自体が、必ずしも当たり前じゃないんだよ』と教育したいです。

仲間にいれてくれないのであれば『そんな奴は友達じゃない』とも諭したいです。

 

それにしても『持っていることが当たり前』のレベルが悪い意味で段々と上がっていますね。

この記事から『普段あるものって当たり前じゃないよなぁ』と反省する良い機会になりました。

実物で提供しないサービスが主流となっている今、昔の人がよく言っていた『物を大事にする心』を見直すべきかもしれませんね。