7/26(月)の出来事でした。Twitterのアカウント一時停止を喰らいました。

停止させられた原因は9割Twitter、もっというと98%ぐらいTwitterのせいで停止させられたようなものです。

この記事は同じ悲劇が繰り返されないための対策と、現在進行系で同じ被害に遭い困っている人へ解決へと導くためのものになります。

目次

アカウントが一時制限された原因

なぜ停止されたのか。結論から言うと「SMS認証コードの入力に何度も失敗した」ためアカウントを乗っ取られないよう停止措置を施されたことが顛末です。

Twitterへログインする際、2要素認証(2段階認証)を求められることがあります。要は登録された電話番号にメッセージ送るから、そこに書かれている数字入れなきゃログインさせない仕組みです。

元から2段階認証の設定をしている人にとっては当たり前ですが

  1. 普段使わない別の端末からログインする場合
  2. しばらくの間ログインしていなかった場合
  3. 頻度は不明だがTwitter側がロボットじゃないことを求めてくるような場合

でも2段階認証させられることがあります。

で、それが私のとこに久しぶりに来たのでSMS認証コードを送るようボタンを押しました。しかし、いくら待っても認証コードが届かなかったのです。

業を煮やしてコード再送信ボタンを連打してしまった結果、第三者が不正ログインを何度も試みていると判断され一時停止を喰らってしまったというのが主な原因です。

ここまでだと私の気の短さが原因のように思えますが、実はそうじゃないことが判明しました。

制限解除までの道のり

まず24時間待った

制限といっても文字通り一時的な処置です。時間をおけば再度ログイン画面が表示されるようになります。ならばどれぐらい待てば解除されるのか?

調べてみると程度によってまちまちなようです。1時間、数時間、24時間、3日、長ければ1週間と待たなければログイン画面が表示されなかった人もいるみたいです。

私の今回のようなケースでは24時間程度で再度ログイン画面が表示されました。入力してログインを試みましたが、やっぱり昨日と同じくSMS認証コード入力画面も表示されました。

とりあえず一時制限を喰らった場合、まずは24時間くらい待つことをお勧めします。

やっぱりSMSが届かない

さて、ログイン画面が表示されるようになったので再度認証コードを送るボタンを押しました。しかし、24時間経過した状態にも関わらず、いつまで経っても登録した電話番号のスマホに認証コードは送られてきませんでした(調べてみると最低2分以上は待ってほしいとのこと)。

認証コードが届かずボタン連打したせいで一時制限を喰らったことを踏まえ、そもそも認証コードがちゃんと受信される状態なのか。それを確信する作業に入りました。

具体的には以下のことを試しました。

  1. TwitterからのSMSを受信拒否していないか?
  2. 電波状況は良好か?
  3. メモリ不足やデータ量に問題はないか?
  4. 端末やアプリは最新状態でアップデートされているか?
  5. 他のサービスからのSMSは受信できるのか?

1はスマホ特有の設定なので各自受信拒否の設定確認を調べてください。

2は外の4G通信を過信せず、なるべくなら自宅のWiFi回線など安定した強い電波状況であることが望ましいです。

3は無駄なキャッシュや不要なアプリのせいでメモリが足りない場合SMSが受け取れない可能性があるので、現在のスマホ容量を確認して最低でも1GBはメモリに余裕がある状態にしておきましょう(ぶっちゃけSMSごときでそこまで確保する必要は無いけど念の為)。

4は確率が低い要因ですが、端末やアプリ(SMSなどのメッセージを受け取るアプリ)が最新の状態じゃなければアップデートしておきましょう。

最後に5で書いてある通り別サービスでもSMSは届かないか実験しておきます。ちなみに私はBitflyerのしつこい二段階認証を利用して確認してみました。

ここまでしてTwitterからSMS認証コードが届かないのであれば問い合わせした方が良いです。なぜならTwitter側で不具合が発生している可能性が高いからです。

Twitterのヘルプセンターへ問い合せた

ということでTwitterのヘルプセンターにある「アカウントにアクセスする際に問題が生じている」から現在の状況を報告します。

手順としては

  1. 「アカウントについて、どのような問題でお困りですか?」→「自分のTwitterアカウントを復活させたい」
  2. 「詳しい情報をお知らせください。 」→「2要素認証(2FA)コードの受信で問題が起きている」
  3. Twitterユーザー名を入力
  4. メールアドレスを入力
  5. 発生している問題に関する説明欄に今までの状況と自分がやってきたことを記入

これでTwitterからメールの返信が来るはずです。

ここで注意点が1つ。一時停止を喰らっているアカウントでヘルプセンターにログインしている状態では、3のTwitterユーザー名入力欄が灰色になって入力出来ない状態になってしまいます。

大抵は右上などに三本線のメニューアイコンが表示されているはずです。そこを開いてログアウトし入力できる状態にしておきましょう。

さぁ、これで何とかしてもらえる……と、期待して待っていたのですが、残念Twitterからの返信は以下のような内容でした。

ご利用ありがとうございます。

このリクエストの送信に使われたメールアドレスは、リクエストの対象Twitterアカウントに登録されていません。

メールを使ってパスワードをリセットするには

アカウントに登録したメールアドレスがわからない場合は、可能性があるアドレスをすべてhttps://twitter.com/account/resend_passwordに入力してみてください。
メールアドレスが有効にもかかわらずパスワードリセットのメールが届かない場合は、https://support.twitter.com/formsで、Twitterアカウントに登録したメールアドレスを使って新しいサポートリクエストを申請してください。
Twitterアカウントに登録したメールアドレスが使えない場合は、ご利用のメールプロバイダーにお問い合わせください。詳細は、https://support.twitter.com/articles/107907をご覧ください。
Twitterアカウントが凍結またはロックされている場合は、https://support.twitter.com/forms/general?subtopic=suspendedのフォームからご連絡ください。
1つのメールアドレスを複数のTwitterアカウントに登録することはできません。

上記手順を試した後もサポートが必要な場合は、このメールにご返信ください。最善を尽くしてサポートいたします。

よろしくお願いいたします。

Twitterサポートチーム

異議を申し立てる

問合せではダメだったので今度は異議を申し立てることにしました。

同じくTwitterヘルプセンターにある「アカウントの凍結またはロックに異議申し立てをする」へ行き、以下の項目を埋めていきます。

  1. この問題はどこで発生していますか?(例:ご利用のデスクトップ向けWeb Browser)
  2. 問題の詳細(例:SMS認証コードが届かない。別のサービスでは問題なく受信できる。)
  3. Twitterユーザー名
  4. メールアドレス
  5. 電話番号

ただし電話番号は日本未対応のため無視してOK。実質1~4を埋めましょう。

ちなみに意義の申し立てではロックされたアカウントでログインされた状態でも大丈夫です。もし出来なかったら問い合わせ同様、一度ログアウトしてみましょう。

さて、こうして申し立てた結果、以下のメールが自動返信されてきました。

ご利用のアカウントで、Twitterルールに違反する不自然な行為が報告されたため、次の手順を実行していただくまで、アカウントが凍結されることをご連絡します。

1.アカウントにログインするか、iOSまたはAndroidでTwitterアプリを開きます。
2.アカウントについてのメッセージが表示されるので、[開始] をクリックします。
3.国/地域を選択し、電話番号を入力します。
4.[コードを送信] をクリックします。
5.確認コードが記載されたメッセージがTwitterからお客様宛に送信されます。
6.画面に受け取ったコードを入力します。確認が送信されます。なお、アカウントのロックが完全に解除されるまで、数分かかる場合があります。
認証後も問題が発生する場合は、発生している問題を詳細に記載してこのメッセージに返信してください。
Twitterルールの違反が繰り返される場合には、アカウントは永久に凍結されますのでご注意ください。

よろしくお願いいたします。

Twitter

メールに返信して抗議した

異議申し立てしたのにも関わらず、全く話にならない文面が突き返されたので次の手段を取ることにしました。

ヘルプセンターへ問い合わせしたメール文の最後らへんに「上記手順を試した後もサポートが必要な場合は、このメールにご返信ください。最善を尽くしてサポートいたします。」という記述がありました。

というわけでアカウントロックの異議をしたのに取り合ってくれないじゃないかとメールに返信してみることに。

アカウントロックの異議申し立てしたのですが

4.[コード送信]をクリックします。
5.確認コードが記載されたメッセージがTwitterからお客様宛に送信されます。

の部分を何度も試みてメッセージが受信されません。別のWebサービスではSMS認証コードは問題なく届きます。2段階認証の設定時に私が電話番号の設定を間違えた可能性は低いです。2年間使っているアカウントで認証コードによるログインは、今回が初めてではありませんし、TwitterのSMS受信拒否設定もされていません。電波も良好な場所で試していますが、それでも一向に届く気配がないのです。

こんな感じで返信した1時間後、以下の返事が送られてきました。

ご利用ありがとうございます。

ご報告をありがとうございました。ご報告内容は、お客様より既にご報告いただいておりますケース# 0221631629に関連しているようですので、本件を最初のご報告に追加いたしました。

今回お送りいただいた情報も含めて確認いたします。

このほかにも情報がございましたら、本メールに返信する形でお知らせいただけますと幸いに存じます。ご協力に感謝いたします。

よろしくお願いいたします。

Twitter

この返信を見た後すぐ、何度めかのTwitter2段階認証画面へ行って認証コードの送信ボタンを押してみました。そしてついにTwitterから認証コードが送られてログインに成功出来たというわけです。

対策

今回の件で自分に問題が無くてもTwitter側の問題でログイン出来なくなった経験をしました。復活までのやり取りは上記の通りですが、そもそもこうなった時、こうならない為の対策も必要だと感じました。

とりあえず思いつく限りで以下の対策をしておくべきです。

  1. サブアカウント
  2. バックアップコード

サブアカウントを作っておくことでTwitterへ臨時ログイン出来ます。サブアカウントの存在を公開しておけばメインアカウントで親しい間柄と連絡出来ない不便な状況を回避出来ます。

実際、私も何かあった時用にサブアカウントを作っていました。正直使うことは無いだろうと思っていましたが、いざ使う必要に迫られると用意しておいて良かったと心底過去の自分に感謝しています。

If nothing is displayed above this, "Tweet ID:1420003130750603267" has been deleted.

また、SMS認証コードが届かない場合の根本的な解決方法が用意されていることを知りました。今回のような場合「バックアップコード」を生成しておけばSMS認証コード以外でログイン出来るようです。

バックアップコードを作るには

  1. 「設定とプライバシー」を選んで設定画面を開く
  2. 「セキュリティとアカウントアクセス」を選ぶ
  3. 「セキュリティ」を開く
  4. 「2要素認証」を開く
  5. 「他の方法」の項目下の「バックアップコード」を開く

この手順で生成することが出来ます。以下のサイトでは画像付きで、そしてログインのやり方も詳しく書かれているので紹介しておきます。

今まで知らなかった人は生成しておくことをオススメします。いや、まじで。

バックアップコードの生成

バックアップコードでログイン