わたくし初の生声実況である「紳士的に夢を見る島」が11/1に完結致しました。こんな処女作を見てくれた皆様、本当にありがとうございます(';')

さて、実は夢を見る島のゲーム実況。ある切っ掛けがあって生声実況を撮ろうと思い立ったものでした。

それは 「生声の方が編集楽じゃね?」 という非常に怠惰な心から生み出された疑問によるもの。その疑問が湧いた頃、丁度Switchで夢を見る島がセールでお得だったのです。

思い入れのあるゲームでもありますが、半分は実験的にやってみたシリーズだと言っても過言ではないのです。

というわけでその結果を綴っていきます。ゆっくりか生声で迷っている人の参考になれば幸いです。

目次

結論:生声実況の方が圧倒的に楽

結論から言うと作る視点で見れば 生声実況動画の方がゆっくり実況動画を作るよりも圧倒的に編集が楽 でした。

楽な理由を列挙すると

  • ゲーム動画の撮影と同時に音声も録り終わっている
  • やることはゲーム映像と音声のエンコードだけ
  • 強いて言えばカット作業をする必要があるくらい

といった感じの作業で終わります。編集らしい編集はマジでカット作業ぐらいです。

最悪、後付で音声を付けるみたいなことも出来ます。声に自信がないとかプレイ中に喋れないという人じゃない限り、 あまり労せずゲーム実況動画を作りたいという願望を持っている人は「生声」で作ることをオススメ します。

当たり前のことですが、自分の声さえあれば簡単に作れてしまうことが「生声実況」最大のメリットだと言えるでしょう。

ゆっくり実況を作るのが非常にめんどくさい理由

生声実況を作る方が楽であることは伝わったと思います。逆に、ゆっくり実況を作る方がめんどくさい理由は何か。

それを説明する前に、普段私がゆっくり実況を作るときの手順を書き出してみると以下のようになります。

  1. 動画を撮影する
  2. YMM(ゆっくりムービーメーカー)を使ってゆっくりの音声を入力後、exoファイルを出力する
  3. Aviutl(動画編集ソフト)にexoファイルを読み込ませる
  4. Aviutlで細かい編集を行う(カットとかエフェクトとか)
  5. エンコードして出来上がり

この中でとにかくめんどくさいのが2番の作業です。ゆっくりに読ませるセリフの文字入力が一番のボトルネックなのです。

例として私が作った以下2つのゆっくり実況動画内のセリフ文字数をカウントしてみたところ、10分程度の動画で「約2000文字分」ゆっくりが喋っていました。


冒頭で紹介した夢を見る島の実況動画は20分超えていますが、作成時間は1時間も掛かっておりません。

対して先程のゆっくり実況2つは10分程度に関わらず1時間以上超えています。その理由は先程述べた文字入力作業のせいです。

2000文字程度ブログ記事1つ分でしかなく、これだけ見ても大変さはピンと来ないことでしょう。実は、ただ文字を挿入しているだけじゃないんです。

こんな10分程度の動画でも 「セリフのタイミング」「ゆっくりに発声させる文字の微調整」 といった、細かくも時間が掛かる作業を積み重ねています。

特に「は」と「わ」の発音や「〜なの?⤴ 」といったアクセントの調整に時間を取られます。

これがなかなかに時間が掛かる作業なんですよね……(最近めんどくさくてミスってもそのままにしているし)。

対して生声実況は、ゆっくりの音声差し込みに当たる作業がゲーム録画と同時並行で行われます。平たく言えば作業量は2分の1と言えるでしょう。

別にアクセントなどこだわらなければいくらでも時間短縮できますが、それでも同時並行で作れちゃう生声実況の方が作業の負担が少なく済んでしまうのです。

更にめんどくさい理由の1つに「編集がYMMだけで完了しない」ことも起因しています。

以下は「ブサイクエムブレム」ゆっくり実況を作っている「だらけさん」から頂いた、ゆっくり実況作成時のアドバイス内容です。

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YMMは素晴らしいソフト(しかもフリー)ですが編集作業になると痒いところに手が届かない印象です。元々ゆっくりの音声を付けることが目的なので、それ以上を望むのはおこがましいことですけどね。

倍速したりエフェクト付けたりをもう少し楽にしたいのであればAviutlも併用することが必須なのです。そんなことせず何もしないならYMMだけで動画は完成しちゃいますが。

エンコード時間もゆっくり実況の方が長いです。何で長いかと言うと使われる音声データが多いから(もちろんエフェクトその他要因も含むだろうけど)。

生声なら音声データは1つで済む場合がほとんどなので、この辺の差がエンコード時間に現れていると思います。生声と比べてゆっくりの動画は体感1.25~1.5倍くらいします。

PCのスペックを上げればエンコード時間も早くなると思います。もしくは、なるべくデータを1つにまとめるなどの工夫次第で変わるかもしれません。

生声でもめんどくさいこと

ここまでゆっくり実況のめんどくささを綴ってきましたが、生声でもめんどくさいと感じたことはありました。

まず、その日の体調に左右されることが一番困りました。風邪気味だとか鼻声だとか。

ゆっくり音声はPCやソフトの調子が悪くならない限りいつもの調子で仕事してくれます。この点は優秀。

個人的には大した苦労じゃありませんが、音声データが聞き取りやすい用に加工する手間も掛けました。

例えばマイクによっては「サー」というちょっとしたノイズ(ホワイトノイズ)が残っていることもあります。高音質にしたいならソフトで取り除く必要があります。

なるべく音量も一定になるように喋らなければなりません。私の動画でも度々声の大きさに差が出ている部分があります。

これも編集や、そういったことを軽偏するマイクを使えば解決できますが、声を意識して出すことも大事であり生声のめんどくささの1つだと感じましたね。

まとめ

ゆっくり実況も生声もやってみて2つの長所と短所を知ることが出来ました。

基本的にズボラな私は生声実況で今後作りたいなぁとは思っています。でもアクションやFPS・TPS系で声を出しながらプレイするのって難しいんですよね。

集中したら黙ってプレイしてしまう人間なので1人プレイでRPGのようなストーリーを追うタイプのゲームじゃないと上手く喋れる自信が無いです。

かなり作るのが辛いですけど、そういったジャンルのゲームでは、ゆっくり実況に軍配が上がるのかなぁと思います。

とりあえずこの記事を見てくれている人に一番伝えたいことは 「ゆっくり実況作っている人ってすげぇよ」 ということです。

最後に、その凄い人の1人でもである「だらけ」さんの動画を紹介して筆を置きます。多分1万字いってるよこれ(';')