スパッタリーで考えるガチアサリの立ち回りとコツ
2018年10月17日に暫定で赤スパッタリーブキトップをガチアサリで飾ることができました。
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順位2桁に入ったのもこれが初めてですね。
発売当初から苦難を乗り越えた愛ブキ、スパッタリーと共に名が載ったことは非常に嬉しかったです。
そんな中、何人かの方からガチアサリの立ち回り解説をしてほしい・ガチアサリの記事を書いて欲しいとTwitterのDMやリプでリクエストがありました。
たまたま2500以上いけただけであって、立ち回りを解説するほどの実力は無いと思うんですけどねぇ……。
ただ、少なくとも私のスパッタリーが上位勢に通用したことは事実なので、この記事で私なりのガチアサリ戦術を書いていきます。
個人的に基礎だと思っている戦術や、頂いた質問を通してアドバイスを書いきます。
あくまでスパッタリー目線ですが、考え方や立ち回りは他ブキでも役に立つ情報だと思います。
この記事が誰かのガチアサリで役に立てたら幸いです。
そもそもガチアサリってどうやって勝つのか
一言でアサリの勝ち方を語るのであれば、週刊少年ジャンプで連載されていたアメフトの漫画『アイシールド21』に登場するキャラ『蛭魔妖一』の名言がしっくり来ます。
99点取られようが100点取りゃ勝つんだよアメフトで大切なのは攻撃だ!
引用:アイシールド21 第2巻『その手に掴むもの』
私がアサリをするときのスタイルは、まさしくこの名言の通りです。
99カウントまでなら敵にくれてやっていいんです。
こっちが100カウント取ればいいんですから。
そして同じくアサリで大事なのは攻撃であると主張させて頂きます。
ただし、私の言っている攻撃とは相手をキルするための攻撃ではありません。
相手チームから勝利するための攻撃を指します。
以下に記すガチアサリ解説は全て上記の意味で説明しています。
もう一度言いますがキルは重要ではありませんし、防衛時にはしっかりと防衛してから反撃の狼煙を上げます。
そのことを頭に入れて記事の項目を読み進めてください。
ガチアサリで気をつけている点
気を付けている点は何ですかと質問を頂きました。私は以下のことを常に意識しています。
- スーパージャンプを活用する/警戒する
- 他ルールよりMAP情報を頼る
- 敵チームにバブルランチャーかイカスフィア持ちが存在するか
- 防衛時にアサリは捨てる
1. スーパージャンプを活用する/警戒する
スパジャンはガチアサリで強い要素の1つだと考えています。他ルールに比べてガチアサリはMAP全体を使う競技です。
目指すべきはゴール周辺ですが、それまではアサリを集めるために周囲を走り回る必要があります。
明確なオブジェクトが無いルールではスパジャンで跳び回れる機会が増えるだけで戦略が広がります。
特に後述するビーコンを使えれば、より戦略のバリエーションが広がります。
また、ガチアサリをシュートする時、ゴール下にいる味方に跳んでシュートすることは大変有効であり、敵からすると阻止することが難しいです。
自分がゴールから遠い位置にいても、前線すっとばし敵を出し抜いて攻めることができる唯一の方法です。
キルしなくても前線を上げることができ、大幅な移動時間短縮も狙えるスパジャンを使わない手はありません。
そしてこれは敵にも同じことが言えます。
なので、スーパージャンプはガチアサリで意識しておきたいことの1つであると言えるでしょう。
2. 他ルールよりMAP情報を頼る
ガチアサリにおいてはスパジャンと同じくらいMAPの情報が重要です。私の場合、他ルール以上にMAPを開く回数が多いと思います。
MAPから得たい情報は以下の通りです。
- 敵の位置
- 味方の位置
- アサリの位置
- ビーコンの位置 など
上記の情報はガチアサリで勝つためにこの上なく重要な情報です。
暇さえあれば逐一MAPを見ることが大事だと思います。
特に味方の位置は攻める時に最重要です。
詳しくは別の項目で話していきます。
3. 敵チームにバブルランチャーかイカスフィア持ちが存在するか
敵にいると強いSPはバブルランチャーとイカスフィアの2つです。【バブルランチャー】泡の中に隠れられると倒しにくく大量にカウントを稼がれてしまいます。
できればスーパーチャクチやボムピで割ったり、わざと相手に割らせるといった行動が必要になってきます。
防衛時にも力を発揮するので、攻防で活躍する厄介なSPと言えるでしょう。
【イカスフィア】
ガチアサリを持ったスフィアを割るとキルするより先にガチアサリをシュートされてしまいます。
割らなければスパジャンによるガチアサリシュートのジャンプ地点にもなるため、攻めの起点となりうるSPです。
イカスフィアの役目を知っている人同士で組むと強いですが、野良では高レートじゃない限り実現しないことも多いです。
ただし、知識として知っておくべきでしょう。
逆に言うと、上記のことを意識して動きたい味方がいる場合があります。
味方のバブランはすぐに割らず、味方のイカスフィアはMAPなどを確認してスパジャンするか判断するなど、上手に意図を読み取ってあげることが大切です。
4. 防衛時にアサリは捨てる
キルされた時に最大4つのアサリを落としてしまいます。防衛時にキルされ、なおかつアサリが敵の手に渡って相手の攻めが継続されることは避けたいです。
アサリを所持してる時に敵の攻めが始まった場合は、防衛に回るついでにリスジャンして手持ちを0にするとリスク回避できます。
ガチアサリであれば奪われませんので、あえて10個貯めて背後に敵がいるプレッシャーを与えるのも良い作戦かもしれません。
とりあえずアサリを敵に渡さないようにしましょう。
詳しくは『ガチアサリ投入後のカウントの稼ぎ方』で述べます。
ガチアサリを作る・入れるタイミング
ガチアサリを作る・入れるタイミングの質問に答えていきます。結論から言うと『カウントを進める環境が整ったら作って入れる』ことを意識しましょう。
まず、基本的にアサリは9個以下で止めておきます。
なぜガチアサリにしないかと言うとガチアサリを持ったスパッタリー=カモだからです。
射程も短く、けん制できるボムも持ち合わせていません。
スパヒューならポイズンがあるのでまだマシですが、マシなだけでカモはカモです。
スパッタリーが強いのは不意打ちによる暗殺だと私は考えています。
上位プレイヤーのように正面から打ち勝てる人なら別にこのアドバイスは無視して構いませんが、ガチアサリを持ってるだけで高いヘイトが向けられます。
もし貴方が高いキル能力と自信を持っていたとしても、わざわざ位置バレというハンデを背負いながらやらなくてもいいでしょう。
なので、9個以下で抑えておくことを推奨します。
そして作るタイミングですが、人数有利になった時に初めてガチアサリを作ります。
味方のアサリの個数を見てパスをしてあげたり、自分が多くもっているのであれば"カモン"でアサリを貰いましょう。
もし、MAP上で敵ゴールの近くにいる味方がいて、かつ周りに敵がいない時は入れるチャンスです。
ガチアサリを作って跳んで行ってあげましょう。
ただし、明らかに敵が周りにいるのに跳ぶのは沼どころかガチアサリも無駄になるので冷静になってくださいね。
スパッタリー1人でも作っても良いタイミングは、他の味方がガチアサリを持っているか、カウンターアサリの時ぐらいだと私は思います。
詳しくは『カウンターアサリの扱いについて』を参考にしてください。
ガチアサリ投入後のカウントの稼ぎ方
状況にもよりますが、相手ゴールのアサリバリアを破壊した後、手持ちのアサリを一気に入れない方が良いです。なぜなら、ガチアサリでは攻めの継続が最も重要だからです。
アサリバリアが復活するまでを表す中央のゲージは、アサリ1個につき1/4ゲージ回復します。
なので、ある程度ゲージが消費された後、少しずつ投入することで攻める時間が延長されます。
追加のアサリを取りに行く役割だった場合、たくさん集めて戻ろうとせずに数個拾っては投げ入れることを繰り返すことで攻めが継続できます。
また、アサリ1個につき3点・ガチアサリ1個で20点です。
7個以上であればガチアサリを作らないで入れたほうが得点と時間を多く稼ぐことができます。
ただし、ガチアサリであれば1回投げるだけのスキしかありません。
状況によってはガチアサリにして投げ入れた後、追加点を入れてくれる味方の為に前線でキルをするのもアリです。
相手の防衛を阻害してくれる味方がいるのであれば小出しした方が良いですし、自分が敵を阻害したいのであればガチアサリにして投げた方が、スキがなく戦闘に移ることができます。
キルとアサリの追加点を行う前にスパッタリーでやっておきたい仕事は、ゴール近くにビーコンを植えることです。
ビーコンがあれば、たとえ全滅しても攻めが継続できるチャンスが生まれます。
なので、余裕があればビーコンを植えた後にキル、もしくは追加のアサリを探すようにすると良いでしょう。
スパッタリーでの打開
スパッタリーでの打開について質問に答えたいと思います。結論から言うと『(可能ならSP貯めつつ)必ず味方を待ってから打開すること』です。
例えば相手にガチアサリをシュートされたとしましょう。
この時、X帯で、しかも王冠持ちでもやる人がいる愚行を指摘しておきます。
- 防衛せず敵陣地へキルしに行く
- ガチアサリをもって敵陣近くをウロウロする
- カウンターアサリ持ちの味方が跳ぶのを期待して、相手が攻めターン中ずっと敵陣近くで潜伏する
絶対にダメかと言われたら状況やステージによるとしか答えられませんが、愚行だと私は思います。
とにかくリスジャンなり、味方との挟撃を狙えそうならそのまま陣地へ必ず引き返しましょう。
で、打開へ移行するときは必ず味方と一緒に反撃しましょう。
想像してみてください。
正面からくるスパッタリーって怖いですか?
スパッタリー1人が敵の前に出たとこでどうにもなりません。
このブキは正面から挑んでも、ボールド以外には集中砲火されたりボム投げられれば何もできませんよ。
仮に1vs2で挑み1人倒せたとしても、敵が生き残っている限りスパジャンして舞い戻ってきます。
しかも、得点源となるアサリを携えて蘇ります。
1人キルしたから俺は仕事したではありません。
全滅もしくは追加点を許さない状況を作ることがガチアサリ打開の基本です。
恵まれていることに、スパッタリーのSP(ボムピ、アメフラシ)は敵を追い払ったり撃退することに長けたものです。
可能ならSPを貯めることを意識すると良いです。
味方が復活するまでは敵にカウントを稼がれると思いますが、その時は忍耐の時間です。
最悪99点まで進められても負けません。
機が熟したら思う存分、殲滅してやりましょう。
カウンターアサリの扱いについて
カウンターアサリの扱いについて質問があったので答えていきます。
まず、カウンターアサリはすぐに持つものではありません。
ましてやガチアサリを作るタイミングでも述べた通り、スパッタリーは持つ役割から完全に除外されるべきです。
どうしても持たなければならない場面が1つだけあります。
カウンターアサリを誰も取ることなく再度自ゴールのバリアが破られた時です。
前回出現したガチアサリを誰かが拾っていなければ、2個目のカウンターアサリは出現しません。
ですので、その時は誰だろうとカウンターアサリを拾いにいきましょう。
その後、カウンターアサリは長射程が持ってあげるべきです。
理想はスピナー系、長射程シューター系に持ってもらえるとありがたいですね。
チャージャーさんは位置バレを避けたいはずなので、なるべくなら上述したブキが持ってあげるといいと思います。
射程が短い者だと持ちたくなさすぎて以下の動画みたいに投げ合いが発生します。
可能であれば長射程の方は持ってあげてください。
これぐらい皆持つのを嫌がります。
カウンターアサリをすぐに持ってはいけない話に戻ります。
理由は、カウンターアサリが発生した直後の試合展開は、盤面の塗り返しから始まるはずです。
そのついでに落ちてるアサリを拾ったりしたら良いので、カウンターアサリが出現したからといってすぐに持つと勿体ないです。
確かにガチアサリを所持中SPゲージが増加するメリットがありますが、
- 塗り返す必要がある場面なので、嫌でもSPゲージは貯まる
- 塗り返す場面なのにガチアサリを持っていると目立つうえに、前線が押されて不利な状態での戦いを強いられる
- 塗り返してる途中、自陣近くに落ちてるアサリを拾うことができず、下手したらそのアサリを相手に謙譲してしまう
では、どのタイミングで持つべきかになりますが簡単です。
ガチアサリを作る・入れるタイミングで解説した時と同じように扱えばいいのです。
チャンスがあれば持つ。なんなら跳ぶ。
それだけです(以下の動画はカウンターアサリを活かす前に試合終了しましたが、使うイメージは動画の通りです)。
MAPを確認しつつゴール前でガチアサリを入れれるようになった時点で、カウンターアサリをもってスパジャンするのが理想だと思います。
もしくは味方が2つ以上のガチアサリを持っているとき、あえて3個目の圧力として拾って置くのも個人的にはありです。
長くなりましたが、カウンターアサリは反撃にすぐ使うものではありません。
状況が整った時や、さらなる圧力をかける時に使いましょう。
ビーコンをうまく利用する
スパッタリーのサブはビーコンです。先の項目でも述べたように、ガチアサリではスパジャンが強いです。
なので積極的にビーコンを植えていきましょう。
他ルール同様、迅速な復帰のために壁の裏などへビーコンを植えることも有効です。
しかしガチアサリではプラスαとして、アサリが出現するポイントもしくはゴール近くにビーコンを設置することも意識すると良いです。
出現ポイントにビーコンを設置することで、アサリを集めの効率が格段に向上します。
また、アサリバリア破壊後、
湧き地点のビーコンに跳ぶ ⇒ ゴール近くのビーコンに跳ぶ
を繰り返すことで攻めが継続できます。
特に広いステージでは大変有効です。
普段は裏取りなどで設置している方も、アサリが湧く地点にも設置することをオススメします。
全ステージのアサリ湧き地点を調べた記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。
終わりに
以上が私が持つスパッタリーでのガチアサリ知識です。要望があれば記事の内容を追記していきます。
他にも聞きたいことがあれば気軽に私のTwitterアカウントへ連絡下さい。
この記事が誰かの役に立てると嬉しいです。
※2018/11/01 追記
If nothing is displayed above this, "Tweet ID:1057879645905801217" has been deleted.