『あつまれ どうぶつの森』で永遠にテント暮らしは出来るのか?
前回『あつまれ どうぶつの森』の新しい情報が詰まったNintendo Directについての記事を書きました。
そのPVを見ていた中で気になったことが1つありました。『永遠にテントで暮らすことは可能だろうか?』という点です。テントは 鬼畜たぬき たぬきちから最初に貰えるアイテム(家具のような扱い化は不明だが)のようで、メリットとしては好きな場所に転々とすることができる方法の1つだと思うのです。
しかも、今作では自宅でしか設置できなかった家具を外でも設置できることから、遊ぶ人によって固定の住宅を持たないでスタイルを選択する可能性が大いにありえます。
実際にやるかどうかはさておき、私自身もそのスタイルは非常に興味あるんですよね。で、実際のところテントのみ生活は可能なのかという疑問を抱いたわけです。発売前の情報で「たぬきマイレージ」の次に気になったことの1つでした。
というわけで発売前の少ない情報ですが『あつ森でテント生活』について考えてみることにしました。
目次
可能だが施設は発展しないもよう
結論から言えば『プレイヤーがテント生活を選択することは開発側で想定済みである』ようです。
かなり古い記事ですが、海外のインタビューにて開発者が以下のように回答しているものを見つけました。
「プレーヤーがテント内に留まることを選択した場合、たぬきちは『あの人はアウトドアが好きなんだな』と思って、新しい居住者サービスを追加する必要を感じないかもしれません。ですが、もしプレイヤーが(テントを)家にアップグレードしたら、たぬきちは新しい施設が必要だと思うかも」と、京極氏は続けた。そして野上氏が、「プレイヤーがよりアウトドアな生活を送るなら、少し違ってくる。例を挙げるなら、誰かが山の質素な小屋に住んでいたら、その隣にコンビニを突然立てる訳にはいきません。そういった点にたぬきちは注意を払いながら住人が必要としている物を提供し、ピッタリくる物を判断して発展させていくのです」と述べていた。
というわけで可能っちゃ可能らしいのですが、気になったところは太字の部分。
- プレーヤーがテント内に留まることを選択した場合、たぬきちが施設を作ってくれない可能性
- たぬきちは注意を払いながら住人が必要としている物を提供し、ピッタリくる物を判断して発展させていく
ということから、単純に考えると『テント暮らしを選択する=島の公共施設は、たぬきちの独断で作成するしないことがありえる』という可能性があり、テント暮らし最大のデメリットになると思うのです。
といってもコレは予想でしかないので、もしかしたらテント暮らしでも博物館を作ってくれたりする可能性もあります。ただ、PVを見る限りだと『たぬきちに金を貢げば貢ぐほど従来の"村"に近い発展を遂げる』ようなので安心できないと個人的に懸念してます。
それでもテント暮らしをしたいのであればどうすべきか
基本はテント暮らしだとしても公共の施設は欲しいですよね。たぬきデパートとか博物館とか。この辺りについて開発側は考えていると思いますが、仮にテント暮らしでは公共の施設が全然発展しない場合どうしたら良いのでしょうか。現在の情報から3つの解決策が考えられます(他にもあったら教えて)。
1. 別のアカウントで施設を発展させる
今作では島1つにつき最大8人で住むことが出来ます。ということは『別のアカウントで島を発展させても、他のアカウントも同じ施設を扱える』はずです。したがって
- 島の公共施設を発展させるだけのアカウント(サブアカ)を作る
- 本アカはテント暮らしを選択し、サブアカが発展させた施設を利用する
といった感じでアカウントを使い分けることによりテント暮らしでも施設を発展させた島の開発が可能になると予想しています。もし家族でやるというのであれば、こういった役割分担もできそうですね。ただし、考えられるデメリットとして
- 島の施設に関する権限(例えば施設の移設場所)はテント暮らしの人に与えられない?
- 今作の目玉である「工事ライセンス」の取得は施設発展者に与えられる?
ことが考えられます。まぁ、1人で複数のアカを使う分にはデメリットになりませんが、家族の誰かに島の開発を任せている場合には、こういったデメリットが発生すると思います。兄弟だと喧嘩の原因になりそうですね。
2. Switchをもう1台買う
複数アカウントに近い方法として『Switchをもう1台買う』という解決策も考えられます。要は『テントのみで暮らす用の島』と『施設を発展させる用の島』を持つことです。なんでSwitchをもう1台買う必要があるかというと、Switchをもう1台につき島は1つしか作れないからです。これなら最大限に施設を利用したい場合、施設を発展させた方の島へ遊びに行くことで解決できるというわけです。ただし、これのデメリットとしては
- テント暮らし用の島では開発系のことが出来ない可能性(もしかしたら工事ライセンスを貰えないとか)
- Switchもう1台分の出費が発生する
といったところでしょうか。前者に関しては確定では無いのでなんともいえませんが、後者のデメリットはリアルの財布事情と相談しなければなりません。
3. 施設関連は友達の島を利用する
最後に考えられる解決策は『必要なことは友達の島で済ませればいいじゃん!』と開き直る方法でしょうか。基本、どう森を遊ぶプレイヤーは島の開発に力を入れるはず。よって、たぶきデパートなどは友達の島で利用しちゃえばいいという考えですね。まるで自分は田舎暮らしで、なにか入用があった時のみ都会へお出かけするなんてプレイに近いといえるでしょう。
ただし、これのデメリットは
- 博物館などの施設は自分が利用できない
- 下手したらしずえさんなどのキャラに会えない
- そもそも友達がいないと出来ない
等が挙げられます。友達の島に依存していると利用できない施設があるはずです。たとえば上述した2つの解決策ならば間接的に博物館の利用(寄贈)が出来ますが、友達のところでは出来ないですよね(友達の為に提供するというのであれば話は別だが……)。また、今作では島の発展と開発が進むことによって出現するキャラもいるようなので、下手したら自分の島では、しずえさんを出現させることができない問題が起きる可能性が考えられます。
あと1番の問題は「友達がいること前提」で成り立つ方法だということです。ぼっちは知らん。がんばれ。
テントのみで暮らすのもアリかもしれない
以上、テント暮らしでは島の発展に制限が掛かるという予想のもとで考察してみました。任天堂のことなので、たとえテント暮らしでも施設関連は十分利用できるような仕様になっているとは思います。たぶん、家を持ちつつテントも張れるなんてことが可能な気もするんですよね。そうじゃなかった場合には、上述した方法を取らなければならないかもしれません。
様々な施設のサービス、部屋の広さなどを捨てて我慢できる人ならテント暮らしはアリと言えるでしょう。ちなみにHaLucinaは全力で島を発展させる予定です。もしテント暮らしのフレンドさんがいれば、施設の利用など協力しますので気軽に声をかけてください。