蝗害(こうがい)という災害を知っているでしょうか?

バッタやイナゴが大量発生した時に、農作や草木を食い荒らして移動していく災害のことを蝗害と言います。

バッタやイナゴは集団になると畑のイネを食い荒らす害虫になります。

単体では大人しいが集団になると黒く狂暴な性格になる種もあるらしいです。

その様から悪い意味の比喩によく使われています。

 

特定のジャンルを持たず、そのとき流行っている人気のあるマンガやアニメ、ゲーム、ライトノベルなど旬な作品やカップリングに飛びつき、一通り騒いだ後に次の流行ジャンルに流れていくファンのこと。 畑の作物を食い荒らし、次の獲物を求めて飛んでいく直翅目・バッタ亜目・イナゴ科に属するバッタ類の総称"イナゴ"から、こう呼ばれるようになった。

引用:https://numan.tokyo/words/HZkBD

 

ネットイナゴとは、被災地に殺到する匿名ネットユーザーの集団を指すジャーゴンである。 命名の由来は、瞬間的に被災地に殺到し焼き尽くす様子があたかも畑の農作物を瞬時に食らい尽くすイナゴの蝗害を彷彿させることから。

引用:https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%82%B4

 

いなご投資家は、株価の上昇一気に飛びつき瞬く間にいなくなってしまう短期の投資家のことをいいます。

その為、対象になった銘柄は短期間に急騰するものの、その後に急落してしまうことになります。

その行って来いの値動きががタワー形状となるため、いなご投資家によって作り出されたチャートは『イナゴタワー』と呼ばれています。

引用:https://stock-beginner.jp/locusts-investors/

 

 

強ブキイナゴとは

スプラトゥーン2にも強ブキイナゴ(私が勝手にそう呼んでいる)というものが存在します。

スプラ2というよりも、ゲーム全般であれば広く分布してますよね。強キャライナゴとか。

ここではスプラ2からイナゴに対する私的な見解をしていこうと思います。

 

強ブキイナゴとは、その名の通り強いブキをとっかえひっかえ使う、もしくは有名なプレイヤーが使っているから使うプレイヤーの事を指します。

良く言えば純粋に強さを求めいるから行っているわけであり、その気持ち自体は私も否定しません。

 

ただ残念なことに、イナゴ達は考えてブキを使っているとは到底思えません。

当然です、考えてないんですから。

言い方を変えてもう一度言いますけど、頭を使ってないんですよ。

大事なので3回言いました。

 

 

なぜイナゴが嫌われるのか

主にイナゴが嫌われる大きな理由は2つだと考えています。

1つは『ナーフの被害に遭う確率が高くなる』ことですね。

私が1番印象に残っているナーフはプロモデラーRG、通称『金モデラー』がナーフされた時ですね。

プロモデラーMGのマイナーチェンジ。通称「金モデラー」または「金モデ」。

メインとサブのスプリンクラー共に塗り特化という尖ったコンセプトの性能。 戦闘能力は皆無だが、有り余る塗り力で場を掌握していく。 スペシャルのイカスフィアは塗り用ではないが、メインの弱点である戦闘からの護身や、敵陣でも動ける走破性で片っ端から塗り潰す。 塗り力の高さからSPゲージの溜まりも速く、スペシャルを高頻度で連発できるのも強み。

v1.3.0ではイカスフィアの性能が高かったため対人性能まで兼ね備えており猛威を奮ったが、 反動でv1.4.0で強烈な弱体化が掛けられ、イカスフィアは並の性能に、ついでにメインの塗りまで大幅に弱体化した。

 

引用:https://wikiwiki.jp/splatoon2mix/%E3%83%96%E3%82%AD/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%A9%E3%83%BCRG

 

 

2017年の今頃だったかな……金モデラーが環境をとっていた時代がありました。

引用の通りモデラーの塗り能力、サブのスプリンクラーの塗り補助、イカスフィアが強かったことも相まって、SPをすぐ貯められることから金モデまみれだったことがありました(当時の自分は強いとは思ってなかったけど)。

もちろんイナゴ達は金モデを手に取るため、次第にヘイトも高まっていきました。

 

そのため引用に記載されている通りのナーフをされてしまったのですが、メインの塗りまで大幅に弱体化されたことは今でも意味不明ですね。

SPの必要ポイントを増やしたりするだけで良かったことが、圧倒的な塗りの強さが特長だったメインに対して大幅な下方修正を入れたことに大変驚きました。

流石にやりすぎだと思っていたのですが、問題は全く関係ないプロモデラーHG、通称『銀モデラー』にもメイン弱体化が適応されていたことでした。

好きで銀モデを使っていただけの人達には本当に不幸な出来事だったと思います。

 

もちろん、ナーフされた後の金モデはイナゴ達に見向きもされず次の強ブキへと移り変わっていきました。

残った人はナーフされても好きなままで、1の頃でも銀モデや金モデを使い続けてきた人なんだと思います。

ただ、当時Twitterなどを見ていた時に『弱ブキ使って足引っ張るなら死ね』という誹謗中傷を受けていた銀モデ使いの人を見かけたことがありました。

 

ここで2つ目の理由は『他人の使っているブキは強ブキ以外見下す』ことにあると思います。

あの時は見ていて心が痛かったですね。

好きで使っていることが全否定されるという気持ちは痛いほどわかります。

ゲームを楽しもうとしている側が勝ちにこだわっているイナゴに、言われようのない悪口をまき散らされることは気持ちの良いことじゃありませんからね。

 

私の愛ブキ、スパッタリーでも見かけました。

Twitterでスパッタリーと検索して出る予測一覧に『死ね』ってありましたし、それを含んでいるツイートもろくな内容がありませんでしたからね。

まぁ、それに関してはイナゴは関係が薄いと思いますが、他のブキを下に見る傾向は確かだと思います。

 

結論としては、ただ流行りに乗って行動して一方的に害をまき散らしているから嫌われるんですよ。

全員に当てはまるとは言いませんけどね。

 

 

本当の実力は積み上げた土台の上にある

確かに手軽に強くなるブキというのも存在しますよ。

今で言えばマニュコラですかね。

あれはシューター使いの人から嫌われても文句言えないと私は思っています。

 

しかし、本当に強い人は動きから違います。

本当に強い人というのは対峙したときに『積み上げてきたもの』が動きとなって表れていることを感じとれます。

才能という言葉で片づける人もいますが、それは違うと私は考えています。

ミャンマー・カンボジアなどで、1万人以上の子どもたちに手術を行った日本人医師『吉岡秀人』先生のブログでは、才能についてこう語られています。

 

器用な人間とそうでない人間の差は歴然で、圧倒的に生まれつき器用な人間のほうが手術は上手くなる。

ところが、両者が10,000件の手術を経験したらどうなるのか?

このとき、どちらもすごいレベルになっており、甲乙を付けがたいレベルになっている。

この時点になると、生まれつきの器用・不器用の差は、単なる「誤差」になってしまうのだ。

むしろ、不器用な「地運」を背負っている人のほうが努力を怠らず大成することが多いのだ。

あるアメリカの研究では既にこのことが指摘されている。

すなわち「成功することに才能はほとんど関係ない」ということが。

引用:https://www.huffingtonpost.jp/hideto-yoshioka/effort-gift_b_8644934.html

 

 

また、『一流になるのは才能か?努力か?』という著書において、絶対音感が才能では無かったことについて記載されています。

心理学者の柳原彩子は二歳から六歳までの子供二四人を集め、ピアノで演奏される和音を音だけで聞き分けられるようにするため、数か月にわたってトレーニングを受けさせた。

(中略)

すると実験に参加した全員が、トレーニングで完了した時点で絶対音感を身につけ、ピアノで演奏される個別の音符を正確に識別できるようになっていた。

この事実は、絶対音感はおよそひとにぎりの幸運な人だけが持つ恵まれた天賦の才などではなく、適切な経験と訓練によってたいていの人が習得できる能力であることを明確に示唆している。この研究は、絶対音感についてわれわれの理解を根底から覆した。

 

 

様々なブキを使いこなすマルチウェポナーと呼ばれる方もいますが、そういう人達は積み重ねてきた練習と経験があるからこそブキを変えながら環境に対応できていると思います。

やっていることが似ているイナゴ達は、その時その時で話題に上がったブキを使っているだけにすぎませんよね。

この2つを比較するのは大変申し訳ないと思うのですが、一時の環境ブキや強ブキを使っても勝ち上がれない理由は、そこにある努力の差にあると私は思います。

 

端的に言えば、ブキを使おうとしてるのか、もしくはブキに使われているだけなのかと言えるのではないでしょうか。

少なくとも私は、強い弱いに関係なくブキに愛着を持って戦っているプレイヤーの方が、イナゴよりも100億倍は尊敬します。

最後に、文句を言うだけ言って気分を害してくるイナゴ達に言いたいことがあります。

愛情や積み上げてきたものでブキを使っている人たちを馬鹿にするな、恥を知れ。