たまたま職場の方(63歳の人)から 「俺のお袋自殺したんだよね」 という話を聞き、大分印象に残ったのでブログに書くことにしました。

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子供に迷惑を掛けたくないから

語るうえでの便宜上Aさんとします。

たまたま「HaLucinaさん本職なにされてるの?」という会話から、私自身の身の上話をしたり、Aさんの身の上話を聞いたりしていた時でした。冒頭でも書いた通り、Aさんのお母様は自殺をしてしまったと語られました。

享年80歳だったようです。Aさん自身もいい歳だったので親は放ったらかしていたら、妹の方から突然お袋が自殺したという電話が聞いてビックリしたと。

自殺した理由は 「この歳になってまで子供に迷惑をかけたくなかった」 という遺書があったそうです。

しかしAさんからしたら「逆にいろんなことしなきゃいけないし突然だったしで迷惑でしかなかった」そうな。

一番の要因は「孤独」

Aさん曰く、子供に迷惑をかけたくないというのは本文本当だったろうけど、もう半分は 「孤独に耐えられなかった」 ことが原因じゃないかとも話してくれました。

そもそもAさん自身、40も超えてからは親と疎遠だったようです。お袋さんもパートナーが先に旅立たれてしまい連絡の取れる友達が1人もとしていなかった。

ましてや主婦をずっとやっていて社会的にも孤立していたので、いざ孤独な生活を何年もしているうちに耐えられなくなったんじゃないかという話でした。

一般社団法人日本小学短期保険協会孤独死対策委員会の「第4回孤独死現状レポート(2019年5月)」によると 孤独死者の死因の11%は自殺 というデータが掲載されています。

男女間で比較すると 女性の自殺割合が多い とも書いてあります。孤独死における自殺者は40代までで70%を超えており、20〜30代の孤独女性の自殺者は60%を超えるみたいですね。

Aさんの母親は年齢的に当てはまっていませんでしたが、女性の孤独死率が高いことは事実です。女性は「共感」を大事にするので孤独が耐えられないのでしょうし、そのことに関しては年齢なんて関係ありませんからね。

親孝行は出来るうちに

Aさん自身が話されている姿を見ていると、少し寂しそうな、後悔しているふうにも見えました。

そういえば「孝行したい時に親はなし」ということわざがあったなぁと思い出していました。

「孝行したい時に親はなし」

子が親の愛の有り難味を知り、孝行しようと思える年齢には親は既に死んでいるものだと教える語。孝行できなかった後悔を背負わないよう若い頃から孝行しておくことを勧める意図を含むことがある。

引用:Weblio 辞書

いまだに金銭面は私より両親の方が上ですけど、もう良い歳ですし今の自分でやれる範囲の親孝行をしたいと思っていたとこなのです。

Aさんの話はタイムリーでした。さ、リングフィットアドベンチャーを予約してプレゼントしよう……。